2012年09月12日
代表のつぶやき ~FBページより~

「点と線」
起業支援に関わるようになって、7年。
ふと思う事がある。
それは・・・・。
先日、ある女性起業家の方とお話ししていると
「最近、私、よく『もったいない』って、周りから言われるように、なったんです。」と。
この話を聞いた時に、すぐに感じたのは、その人本人の自己評価と周囲の他者からの評価の違い。
・・・ギャップ。
私自身、パブリシティの講義で、よくお話ししますが、「昨日の自分と、今日の自分は変わりません。
それを自分自身は、一番分かっている。
けれども、人は新聞に載ると、その日を境に『ご活躍ですね~。』と必ず褒めてくれます。
でも、違います。(受講生の方に声をかけ)
Aさん、Aさんは新聞に載る前だけ、仕事頑張っていました?
違いますよね。
いつも、いつも、毎日、頑張っている。
ずーっと、ずーっと、頑張っているんです。
だけど、人には、新聞に載った瞬間に、それが分かる。
だから、私は、ここにいる(講座に参加された)すべての皆さんに新聞に載って、欲しいんです。
だって、皆さん、いつも一生懸命、働いておられるから。
毎日、毎日、頑張って、この不況の中、働いていらっしゃるから。
その努力を多くの方に、気づいてほしいのです。
新聞に載ったり、雑誌に掲載されたり、テレビ局の取材を受けたり。
有名な大学に留学したり、難関と言われる資格を取ったり。
起業・開業することも、同じです。
「点」で捉えて、その時、その瞬間が、凄いのではなくその瞬間に至るまでの努力、積み重ねた時間。
これは、「点」ではなく、「線」として繋がっている「努力の結晶」なのです。
起業家を応援していて、思うこと。
それは、「開業」という「点」ではなく、「開業前」「開業」「開業後」「1年後」「3年後」「5年後」という「線」で、フォローしなければ、意味がないという事。
起業や創業の講座だけで、簡単に成功できるほど、今の社会は甘くはありません。
デフレ社会で生き残るには、それにふさわしい「努力」を続けていかなくては、なりません。
それをフォローするのが、私たち「プロジェクト8」の務めです。